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苦戦する子どもたちとその家族に共通してみられるのは、普通とはちょっと違った、「多様性ある生まれ持った性格」ともいうべき気質です。

この気質は、本協会理事長森薫が、長年の教育現場で携わった多くのお子さんやご家族と、カウンセリング活動を通して見出した気質で、ST(スペシャルタレント)気質と命名しました。

ここ数年、学校生活に苦戦している子どもだけでなく、大人でも家庭や社会生活がスムーズに営めないなどの問題を抱えた人が、発達障害を持っていた、として、社会に徐々に認知されるようになりました。社会的立場のある著名人のカミングアウトや啓発活動が功を奏している形です。しかしながら、正しい情報や知識がまだまだ伴わないまま、中には誤解や偏見が独り歩きするようなことも少なくありません。

著名人や当事者の方のお話は、適切な診断の元に解決を図り、それが良い結果を生んでいるとても有効な例といえますが、実際には診断の有無に関わらず困り感や苦戦している状況が変わっていない方もおられるのが事実です。また、発達障害という言葉に違和感を感じている方もいらっしゃると思います。そして、この違和感によって適切な支援を受けず、普通を強いられて苦戦している方もたくさんおられます。

私たちは、適切な場所、適切な支援、理解ある協力等が整えば、苦戦していた人が驚くべき「才能」を発揮する姿に数多く出会ってきました。障害と呼ばずに「才能」と呼ぼう…そんな経験や思いから、この「ST(スペシャルタレント)気質」という理念が生まれました。

このST気質を持つ子どもたち家族をサポートしていこう、との思いで、一般社団法人家族支援メンタルサポート協会(通称:かしめん協会)は、東京を拠点に2012年(平成24年)に発足いたしました。そして私たちが運営しております関西支部は2014年(平成26年)に京都に設置されました。本協会が主とする活動は「積極的解決型支援」という具体的な方法を提示しながら、家族ぐるみで解決していくという方法です。目の前の困りと真摯に向かい合い、ST気質を持つ自分と家族を見つめなおし、その才能を発揮できる場所や支援をサポートし続けています。

多くの才能ある子どもたちが将来の我が国の担い手となることを願い、苦戦する家族に笑顔が戻る日を願い、私たち協会が少しでもお役に立てるような活動を日々続けて行きたい、そう強く願い実行していく所存です。

家族支援メンタルサポート協会関西支部 支部長 菊地浩美